エネルギーと電力のマイクロ貯蔵

ITEN は再充電可能な多層リチウムイオン・マイクロ電池を SMD コンポーネントの形態で開発製造しています。これらの 3D マイクロ電池は固体状態であり、各々が数 µm の薄膜層の積み重ねで構成されています。 ITEN の3Dマイクロバッテリーの主な利点の一つは、添付グラフで示すように、高い体積エネルギーと電力密度を実現できることです。(出典: Journal of power sources, 282, 2015)

ムーアの法則は現在、物理的限界に達しており、常により低い電力消費を求めるエレクトロニクス業界は、長寿命のマイクロエネルギー貯蔵ソリューションを、さらなる小型化の代替法として求めています。 電力バックアップと電力損失保護のためのマイクロエネルギー貯蔵はまた、数十億ドルの市場機会をもたらします。回路基盤上の全 RTC(実時間クロック)、SRAM、DRAM、SSD 装置にとって重要である他、データ貯蔵のニーズは増え続けています。

一次コイン型セル、超コンデンサは大きくなりすぎていますが、数 μAh 容量のマイクロ電池は電力バックアップ機能を保証するのに十分なエネルギーを蓄えます。接続デバイスに関しては、マイクロエネルギーストレージも重要な問題を提示しました。

コイン型セルは再充電できず、または寿命サイクルが短く、IOT センサーに十分な電力を保持しません。超コンデンサは扱いにくく、自己放電率が高く、カレンダーエージング性能も良くありません。これらの装置すべてが、統合のために高コストの特定製造ステップの追加を必要とします。

そのため、これらの数十億ドル規模のアプリケーションがグローバル規模でさらに成長するためには、非常に小型で価格効率の高いエネルギー貯蔵デバイスの開発が不可欠なのです。