技術

電池市場全般、特に固体電池市場は、新素材、化学、製造プロセス・方法や生産設備等の革新により、急速に成長している市場です。

Patents

特許

この市場は、エレクトロニクス、医療、ホームオートメーション、スマートシティやスマートビルディング、e-テキスタイル、IoT 、更に一般的にはワイヤレス・センサー・ネットワーク等さまざまな産業分野における新しいアプリケーションの出現によって後押しされています。特に、数十億個のセンサーとデバイスをバックアップしたり電力供給する必要性は、優れた成長の機会であり、高密度のエネルギーと電力貯蔵という二重の特性を備えたマイクロバッテリーの開発を推進します。

ITEN 技術と製品は市場志向です。ITEN のイノベーションは、高い品質とパフォーマンスを求める市場と急成長するアプリケーションに対してサービスを提供するために存在します。 8 年以上におよぶ研究開発の後、ITEN はラボ段階から量産段階に移行し、現在では充電式固体マイクロ電池の分野のリーディングカンパニーとして認められています。これは、SMDコンポーネントの形をとる充電式固体マイクロバッテリーが、(非常に小さな容積にも関わらず)高いエネルギー密度を持ち、高いピーク電流を広範囲な温度範囲で伝送出来ることが真にユニークな技術であり、従来の電池や超コンデンサ技術では解消できなかった問題を解決出来るからこそです。

ITEN が既に世界中で約20のパテントファミリーと 150 を超える特許を取得している事実がこれを証明しています。

Materials

材料

ITEN はまた、マイクロ電池用の固体アノード、固体カソード、電解質の製造に必要なすべての材料も開発しています。

ITEN の薄膜電池は、内部に結合剤や液体のない固体層のみを使用しています。

ITEN が開発したこれらの特定材料とプロセスのお陰で、エネルギー貯蔵密度とシャント抵抗の両方を最適化して、キャパシティの数百倍を超える高いピーク電流を供給することができるマイクロバッテリーを製造することが可能になりました。

また弊社は独自の特定化学物質を開発して固有の有効な固体電解質材料を合成し、これによりマイクロ電池が高電力と高いピーク電流を伝送できるように最適化されました。

Process

プロセス

マイクロ電池製造プロセスのすべての段階(活性材料の合成、薄膜析出、積み重ね、焼結等)は、ITENによって開発されています。製造プロセスには、長期保存のために最適化された封入・梱包手順も含まれます。最終検査システムハードウェア及びソフトウェアについてもITEN仕様に合わせ自社開発しています。

ITEN は、電極材料から多層SMDマイクロ電池の梱包まで、プロセスとバリューチェーン全体を統合することに成功しました。例えば、ITEN 製造プロセスでは、非常に薄い層の析出(100 nm 〜数 µm)を、高価で時間のかかる真空析出技術を使わずに、直接大きな基板に堆積させることができます。積み重ねアプローチのさらなる利点の一つは、特定の梱包や特定の道具を開発せずに、マイクロ電池のサイズ、形態要素、容量を容易にカスタマイズできることです。

Machines

機械

ITENによって開発された高度な技術、材料、および製造プロセスでは、必要なパフォーマンス、信頼性、および生産性の目標を達成するための適切な生産設備の開発が必要とされます。 マイクロ電池の3Dアセンブリ(極薄のアノードとカソードの積み重ねにより作成)、封入プロセスおよび端子の製造は、ITEN が提案する様々なコンポーネントとソリューションに共通するノウハウです。

製造機械の全規格は、顧客ニーズに合わせた特定のマイクロバッテリーの開発が迅速かつ簡単に行えるよう規定されました。柔軟性の例として、マイクロ電池の容量と形態要素は、表面を定義するカットアウトを調整し、積み重ねる層の数を調整することによって容易に変更可能であることが挙げられます。

ITEN の全てのマイクロバッテリーは、お客様に納品する前に、ITEN専用に開発されたテストベンチで100% 検査されます。